2014年11月20日木曜日

児童虐待防止研究部会 2014年度10月活動報告


2014年度日本健康心理学会児童虐待防止研究部会 第1回研究会が
行われましたので、報告させていただきます。
日時:2014104日(土) 16時~18
場所:桜美林大学 四谷キャンパス Y309教室
テーマ:児童養護施設で生活している虐待を受けた子どもへの具体的支援
話題提供者:今井 大二郎先生(日本児童教育専門学校、本研究部会のメンバー)
参加者:3名(今井 大二郎、三谷 英子、宮村 りさ子)50音順、敬称略

Ⅰ. 16時~17時 話題提供
話題提供内容
1.    児童養護施設入所児童の抱えている問題
(1)  マルトリートメントの影響による様々な問題(対人関係面)
(2)  集団生活における影響
2.    児童養護施設の実態
   (1)  児童養護施設のケアワーカーの平日の業務内容
(2)  ケアワーカーの現状(労働状況)
(3)  地域に受け入れられるためのケアワーカーの活動
(4)  現状の課題
養護施設には常勤の心理職が配属され、治療的ケアの充実が図られているが、
大舎制の児童養護施設で暮らす要保護児童には具体的な取り組みが求められる。
3.    治療的養育手段としてのグループアプローチ
  小学生を対象に月に1回程度、施設内の集会室で行っている。対人関係パターンの
  修正、相互尊重を基本とした施設内の安心感や安心感を抱ける受容的環境の提供、
  ソーシャルスキルの獲得、自己の身体感覚を養うことを目的として、
  PA(プロジェクトアドベンチャー)手法を用いたグループアプローチなどを行っている。
  具体的な活動状況、活動効果について報告があった。
4.    被虐待児とケアワーカー(CW)のアタッチメントに焦点をあてたプログラム
  ケアワーカーが行う被虐待児に対するプログラムとして以下の文献が紹介された。
       徳山 美知代・森田 展彰・菊池 春樹・丹羽 健太郎・三鈷・泰代・数井 みゆき(2009) 
   「児童養護施設の被虐待児とケアワーカーのアタッチメントに焦点をあてたプログラムの
     有効性の検討」 子どもの虐待とネグレクト,11 (2), pp234-244. 

Ⅱ. 17時~18時 質疑応答

 
 

 


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